2月10日 関東セミナー報告
閑話休題、そのような背景からの関東在住の会員たちよりの指導依頼。といっても関西から向かうので交通費だけでも馬鹿にならない。いささかでも会員の負担を軽減すべくセミナー方式を提案した。
幸いツイッターのフォロワーの皆さん等に告知等協力いただいたこともあり、一般参加者のバラエティもあり充実したセミナーとなった。参加された方々には有益なものを提供したい。YOUTUBEで習得できるような型の順序だけではあまり意味はないだろう。
そのような趣旨もあり、各人の身体の特徴を指摘し、それぞれの道場稽古、自主トレに役立てるような指導を行った。
Xさん(中国拳法、空手)
中国武術を稽古されているだけあって腕の脱力ができているのはよいのだが体幹まで力がぬけ、「腑抜けの脱力」に近い状態となっていた。型のみの古武道流派に多い欠点だ。また約束組手は反応は速いが腕を叩きつけるような動きになりせっかくの脱力が活かせていない。強引な「叩き」でなくとも打撃に力が出ること、腑抜けの力抜けは相手の打撃をもらったときに危ないことを指摘。
Yさん(合気道)
柔法系の技術を確認。外し技を見てみるとチカラこぶが盛り上がるような腕の使い方をしており、合気系の特徴である相手の力を吸収するような動きが難しいように感じた。また体幹ができていないのは同様だったため腕力でなく体幹を生かすことにより腕力に頼らずとも相手の力を外せることを確認。代表的な合気道の技法として「正面うち入り身投げ」を確認したところ相手が崩れていないところに無理やり背後に回り込むような動きとなっていた。最初の「打ち→受け」の段階で相手に崩しをかけることの重要性を指摘。崩しの技法を指導したところ驚くほどスムースに技がかかるようになった。
セミナー後の感想として「指導が具体的で以前参加した高名な道場のセミナーより参考になりました」との感想をいただく。有益なものとなってこちらも嬉しい気持ちになる。希望があれば定期的にセミナーを行うのもアリかな、と思っている。
セミナー終了!楽しくディナー中! pic.twitter.com/p5kyZWkW0B
— 古流修行者@沖縄空手 (@jyoutatsu) 2019年2月10日
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