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組手再入門 − いま、武術を諦めないために  天野敏 著

私は大学で当時もっとも実戦的、と言われていたあるフルコン空手の流派に入会した。執拗に指導されたのは「ハイ、片方の手でパンチを出すときは、必ずもう一方の手を半開きにしてアゴをガードしましょう」ということだった。
稽古の度に違和感が重なった。グローブをはめ、拳の前面のみで打ち合う格闘技から無批判に技術を導入することが本当に進化した練習法なのだろうか・・・と。
お互い素手(グローブ、防具なし)であることを前提にした組手において参考になる技術書は少ない。本書はその数少ない技術書であると思う。




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武術セミナー

私の若い頃は空手や古武道は敷居が高く、見学一つもそれなりにハラをくくらねばならないような状況だった。近年は著名な方々の主宰するものも含め多くの武道、格闘技、護身術等のセミナーが開かれるようになっている。入門前から気軽に有名な先生のレッスンを体験できる今の若い人たちが少々羨ましくも思えている。

道場によっては会員がこれらのセミナーに参加するのを極端に嫌がるところもあるようだが当会では特に禁じてはいない。技術的に取り入れるほどのものを得られるものがあるのならそれはそれで本人のためでもあるし、その逆ならば結果的に当会で稽古することに一層の充実感、満足感を持ってくれると思うからだ。今のところ当会の会員から「○○先生のセミナーは武道上達法研究会よりも数段すばらしいものでした!」などと言った話は聞いたことはないが。

応用型

当会では稽古時間のおよそ3分の2くらいを型のチェック、検証で費やしている。型そのものの巧拙ではなく、型を通じ身体を技が出来上がってきているかを確認するためのものである。
ある程度稽古回数が過ぎた会員はほとんど基本型のサンチン、ナイハンチがサマになってきている。このところは応用型(クーサンクー、パッサイなど)も教えているのだが基本型でできていた姿勢が突然応用型になると崩れてくることがある(不自然に腋に力が入ったり、腰を反りすぎたり、など)。これらの武道の原則から外れた姿勢は当然サンチン、ナイハンチの稽古時にも十分注意し、矯正すべく心がけている。ところが応用型に入り、動きが大きく、早くなってしまうととたんに忘れてしまうようだ。
応用型は基本型と異なり多くの技を示している。それらの動きにのみ気を捕らわれず、基本で覚えた姿勢、呼吸を覚えこませる意味で応用型を稽古してほしい。
プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、三木で沖縄空手を指導しています。東京稽古会も活動中。型で身体を創り、組手に活用します。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

武道上達法研究会 古伝沖縄空手指導日誌

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