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ナイハンチ−腰をしゃくらない

大学時代のフルコン空手では「基本の正拳突きは腰をしっかりまわしてインパクトの力を引き出すように!」と教えられた。
沖縄空手に転向してからまず教わったのが腰をしゃくってはいけない(不要な回転をしてはいけない)ということだった。しゃくる動きは技の方向がはっきり出てしまうため、単調で隙のある動き(特に組み技等のある場合)になりやすい。いわばスピードだけの”セワシナイ”型になるのである。それまで一生懸命腰をまわす練習をしていた私は技の改造に難儀したことを覚えている。
基本型として教わったナイハンチは知花朝信先生の系統である。私は知花先生を直接には知らないが今は映像が簡単に手に入る。便利な時代になったものだ(音楽はなんとかしてほしいが)。知花先生の腰は落ち着いたままである。



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約束組手と上達

 約束組手とは一般的に「この部分をこういう風に攻撃してください」という約束どおりに相手が攻撃してきた技に対して反撃する稽古である。

いわば野球で言うフリーバッティングであるが、これが上手だからといって必ずしも組手が強いとは限らない。約束組手を反射神経の鍛錬ととらえている道場も多いようだがパターン化された訓練で反射神経を鍛えることはいわば「負の反射神経」も同時に鍛えるマイナス点も考慮せねばならない。

何よりの懸念時はパターンの決まった約束稽古を繰り返すことによって「空手の攻撃とはこんなものなんだ」と身体が覚えてしまい、パターンから外れた攻撃に対して身体が反応できなくなることだ。
野球ならルールで指定された大きさのボールが100−150km/hのスピードでストライクゾーンに飛び込んでくる(これはこれで凄いことだが)ケースを想定しておけばいいのだろうが、ある程度ルールを超越した稽古を想定しているのにあまりに攻防をパターン化してしまうことはむしろ弱点を養成しかねない。

当会の約束組手では攻防のスピードそのものよりも

1)姿勢ができているか(動きの中で姿勢が崩れないか)
2)彼我の「間」を認識できているか(パワーでごまかすことは厳禁)

を確認するために行うことがほとんどだ。型が上達して姿勢ができてくれば間を取る感覚をつかむまでは時間はかからない。

「間を取る(その前段階として姿勢は当然できている)」と言う感覚さえつかめれば技をかけること自体が失敗だったとしても約束組手の稽古に意義が出てくるのである。
(「間」そのものについてはまた日をあらためて記事にしたい)

出席日数

熱心に稽古する弟子をほとんど進歩させない道場は少なくないようだ。

1日(土)の稽古には久しぶりに名古屋からN君が参加。遠方、多忙の身ではあるが極力時間をやりくりして稽古に参加している。出席頻度は在阪の会員に劣るが、出席のたびに悪かった腰も徐々に矯正され、技の威力も増している。
今では指導助手をすることも多いE君は二年強で180回の出席(当会の稽古日は現在土日祝)。軽量もあいまって入会当初は毎回のように悶絶していたが最近は稽古パートナーを悶絶させることもしばしである。

今のところ稽古費はチケット制だ。すなわち出席したくなければ口実をつくって欠席すればそれでかまわないし、出費がかさむこともない。稽古は無理強いしないが出席率は良好だ。何より会員の熱意と上達速度が比例している。

当たり前のことかも知れないが誇っていいかも知れない。
プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、三木で沖縄空手を指導しています。東京稽古会も活動中。型で身体を創り、組手に活用します。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

武道上達法研究会 古伝沖縄空手指導日誌

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