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ハラを創る

今年最初の新入会員となったО君も入会後約2カ月が経過。1年ほど他流を経験しているとのこと。

О君、器用さと前の流派の経験も助けとなり、短期間でスムースな突き蹴りを出せるようになっている。ただ、ごまかしの効かないのは「ハラ」。入会後一カ月くらいは約束稽古で急所を外したボディー突きでも何度も悶絶していた。

そんなО君だが今日の稽古で型をチェックしたところ小さいながら「ハラ」が出来てきつつあった。この半月ほどは悶絶シーンを見ることもほとんどなくなっているのはサンチンの稽古でハラが少しずつ鍛えている効果が大きい。腹筋ではなくハラを鍛えるのである。当会で入会当初悶絶していた会員は少なくないが3カ月程度で耐えられるようになり、平行して攻撃力もアップしている。

多くの古流の術者は何らかの方法でハラ(=丹田)を鍛錬していたはず。「ハラで行く」という日本語は精神論で語られることがさにあらず、すべての技のエンジンとなる「ハラ」をパワーアップするのである。





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道場選び

道場選びのコツは?とかいい先生はどこにいる?とかいった類の質疑をQ&A形式の掲示板(OK Web, Yahoo 知恵袋など)で見かける。

私が回答するとしたら一度見学(できれば体験参加)し、先生や道場の雰囲気を感じてから入会を決めなさい、という程度しかできない。他人の推薦は所詮は他人の感覚だ。指導熱心だから必ずしもいい指導者ではない。実用にも鍛錬にも無意味な技術を一生懸命指導してどんどん弟子におかしな癖をつけているセンセイも少なくない。

コーチとしての力量を判断するポイントはそれほど難しくない。

・ある程度まともに使える技を持っているか
・本当に教える気があるか
・生徒のレベルに合わせた指導ができるか
・服装や言葉づかいなど社会人としての常識を有しているか

といったところか

英語が話せない英会話の先生はいないだろう(ネイティブなら当たり前)。しかし、流暢に話せることが指導者の力量を必ずしも意味しない。

強い先生を探すのも悪くない、しかし自分を強くしてくれる先生を探すのはそれ以上に大切だ。

テーマ : 武道
ジャンル : スポーツ

今月号の秘伝

月刊 秘伝 2010年 03月号 [雑誌]

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今月号の秘伝は中量級の体重で無差別全日本を二度制した伝説の柔道家、岡野功先生の特集、久しぶりに読み応えのある記事だった。このような説得力のある特集や連載を増やせば秘伝の部数も増えるのでは?

本誌12ページの「この時代(昭和40年〜50年代初頭)を一言で言えば、柔道の武道的・実戦的評価が最も不当に軽んじられていた時期である」には納得。私が自由組手を指導いただいた先生の「柔道でも空手でもスポーツと割り切って頂点目指して鍛え上げた人は競技を離れても強いよ」という言葉を思い出す。



内受け下段払い − What is 基本?

空手の基本稽古の一つに「内受け下段払い」がある。





相手が両手(あるいは片手と片足)を同時に使って攻撃してきた場合、両手を使って同時に受けるというものだ。

言葉にするのは簡単だが実際に使うのは難しい、というよりこのまま組手で使った人を見たことがない。大学のクラブでも「実際には使えない技だ」と先輩から聞かされていた。しかしながら皆「使えない」と言いながら毎日の基本稽古ではこの技の練習は行っていた。

あるときの演武会。我々が基本を繰り返し、前に立ったOBが技の説明を行う。この技については「相手の双手突きを二本同時に受ける技です、実際には使いません」と解説した。

すると、観衆の一人(西洋人の留学生)から「使えないものをなぜ練習するのだ」との質問。答えるOBの顔には「このガイジンめ、つまらん質問しやがって」と書かれていた。今ならKYといったところか。

冷静に考えればこの留学生氏の疑問は至極マトモである。本当に無駄なものなら極力排除する必要があるし、自分の知らない奥深いものがある、と思うのなら一度掘り下げて考えるのが探究心である。その後師事した沖縄空手ではこの動きが片手を遊ばせない習慣をつける重要な動きであることを教わった。

イメージトレーニングは一点もの

今日の稽古でM君の連続突きが拙かったので「コースはそのままにして、気持ちの中でだけ拳を上から下に打ちおろすようなイメージを持て」と指導した。

その次にO君の型をチェック、O君より質問「それではこの型の連続突きの部分は上から下に打ちおろすようなイメージでいいんですね」。

「さっきの指導はM君に対するものであってO君にはまた違った指導になる。正しい姿勢や手の位置は本にも書いてある、みな同じだ。しかし同じことをしているつもりでも身体の癖が一人一人違っているのでそれを矯正するためのイメージは一人一人同じではない」と答えておいた。

一つの例だが、初心者に突きを教えてもやたら拳を伸ばして打とうとする会員、肩を出しすぎないことを意識するあまり近場でちぢこまっている会員など、指導は私が行うので皆に同じ言葉を投げかける。 しかし結果は一人ひとり異なってくる。会員ごとに無意識に異なった動作になっているケースがほとんどだ。

指導者が見本を示して「このとおりにやれ」というのも一つの指導である。習うほうもほとんどが自分のイメージの中では先生が示したとおりにやっている。しかし、生徒は自分が正確に指導者の動きを再現しているつもりでも無意識に自身の癖を出していることがほとんどである。

一人一人癖が違うのだから矯正のためのイメージトレーニングも一人一人異なってくる。初心者が書物やビデオだけでイメージトレーニングを行うのは無理だろう。
プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、三木で沖縄空手を指導しています。東京稽古会も活動中。型で身体を創り、組手に活用します。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

武道上達法研究会 古伝沖縄空手指導日誌

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