FC2ブログ

狭い場所での稽古

今週は例外的に平日夜に稽古を設けたが、いつもの稽古場所が確保できず、結果的に3畳ほどのスペースで6人が稽古することとなった。

大きい型の稽古ができないため、二人組にして脱力の稽古を徹底的に行った。また、日ごろは時間をさけない座り技の稽古もおこなったところ意外に好評で「いつもと違った状態なので新たな発見がありました。またこのような稽古をお願いします」というリクエストももらった。

私のお世話になった先生方は「狭い場所で稽古しろ」と言っておられた。昔の大東流合気柔術も一畳分のスペースで基本稽古ができたと聞く。十分な場所が確保できない場合の指導こそ指導者のレベルが問われるところかも知れない。
スポンサーサイト

テーマ : 武道
ジャンル : スポーツ

自由組手不要論について

日本の古武道会で一時話題になった中国拳法のある流派では自由組手を行わないそうである。その理由を著書では
「○氏○拳はなぜ自由組手を行わないか、あまりに威力が大きく危険だからだ」
と説明されていた。
この著者とは面識がある。確かに実力者だった。

しかし「○氏○拳」を稽古する人はすべて強く、危険なほどの破壊力があるのだろうか?この武術の修行者が皆初心のうちから危険すぎて組手を禁じざるをえないほどの実力を備えていると考えるのは不自然だろう。先生が自信家、実力者であっても多くの門下生は今の自分の実力に自信が持てないために○氏○拳をはじめたはずだ。

組手は実戦ではない。道場での組手は安全性を考慮せざるを得ず、スポーツ的な安易さが表に出る弊害もある。しかしそのことを口実に「何もしない」ということに物足りなさを感じている稽古生は少なくないと思われる。

演武や健康目的なそれでもかまわない。しかし実戦を標榜する流派でも長期に渡り自由組手の指導がないケースは多い。真の理由は指導する側に教える気がないか、あるいは指導者自身も戦い方を教わったことがないか、そのいずれかのケースがほとんどのように思える。

腋と肘の絞り − 引き手について

空手の基本稽古で「引き手が大事だ」と教わった人は多いと思うがどのように大事なのか教わった経験がある人は案外少ないようだ。サンチンの型で教わることは多い。引き手を活用して腋を締める、肘を絞ると言うこともその一つである。

腋を締めることは多くのスポーツで重要とされる。簡単に思う人も多いだろう。単に腋を固めるだけでよければ懸垂運動なども効果があるし、ゴルフでは右腋を締めるための補助道具もある。

空手の場合は突き技や逆技を活かすための腕の絞りなので単純に固めて自由度を制限すればいいというものではない。腕というスプリングの強度、精度、そして自由度を高めるための稽古が必要である。

下の写真は入会3カ月の会員О君の肘のしぼり。まだ肘があまく、腋がしぼりきれていない。


次の写真は入会3年のE君の絞り。肘がかなり絞れてきており、軽量級のE君も重いパンチを打てるようになっている。


互いに腕や掌を当て、締り具合のチェックを行う。単純な腕の押し合いをしているわけではないことに注意。


フルコン空手と型

最近ではフルコン空手の道場でも型を指導するところが少なくないようだ。空手人の教養としてある程度型を覚えておくことは悪くないし、様式美を追求するため型試合にエントリーするのもすばらしい。

しかし、現役バリバリのファイターがミットやウエイトを主体とした練習の傍らで神秘の力を求めて型の順番やこじ付け的な分解組手を稽古するのであれば期待したほどのご利益は得られないだろう。これはスポーツ試合を離れた「本当の実戦」を想定した場合も同様である。今野敏氏の言葉を借りれば空手は型で稽古するものであり、稽古に型を足し算するのではない。

私がフルコン空手で教わった型は僅かである。太極1、平安1および平安2の三つだ。いずれも審査の前についでのように教わった。沖縄空手に転向してからはこれらは一切稽古していない。必要性を感じたこともまったくない。


プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また三木市稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

武道上達法研究会 古伝沖縄空手指導日誌

FC2Blog Ranking

アクセスランキング
アクセスランキングに参加しています。ご来場いただいた方は上のバナーをクリックいただければ嬉しいです。
[ジャンルランキング]
スポーツ
717位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
格闘技
56位
アクセスランキングを見る>>
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
QRコード
QR
検索フォーム
おすすめ本・DVDなど
Twitter
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア