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脱力 

脱力を説く武術書は多い。当会でも新入会員には「まず力をぬけ」と指導する。特にパワー系の武道を行った者にとっては簡単にできるようでできないのが脱力である。無駄なパワーが技を殺してしまうのだ。「脱力」レベルができずして自分の身体をコントロールすることは難しい。

さりとて脱力万能といった発想も問題ありである。脱力のみを十年稽古した修行者とパワートレーニングを三年稽古した修行者が戦えば勝率は後者が圧倒的に高い。

鍛え上げることは難しく、誰にでもできるとは言い難い。脱力は簡単とは言えないがある程度誰にでもできる。そして世間一般的な武術パフォーマンスの多くは脱力テクニックひとつで可能であり、優越感には浸れる。

しかし武術と武術パフォーマンスとは直接関係がない。
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蹴り足は素早く引け!?

新入会員、特に寸止め系の流派を経験した者に多く見られるのが前蹴りの基本稽古でとにかく足を素早く戻そう、という意識である。
極端に言えば足を上げた時から早く当てることよりも早く引くことを考えているのだ。

蹴り足をつかまれるのは非常に危険な状態であり、素早く引くことは確かに重要である。一昔前の空手の教科書には必ずといっていいほど「蹴り足は素早く引け!」と記されていた。

しかしながらいくら「早く引こう」という意識を持っても、否、早く引こうとすればするほど蹴り足が引き足に変わる瞬間に必ず「間」ができてしまう。わずかな時間であるがその「間」には攻防のすべてが止まってしまうときが多い。

自然な蹴りであれば足が上がれば自然に下りる。無理に引き足を強調するのは不自然だ。陸上競技などでは「足を早く高く上げて!」という指導はあるだろうが「素早く下ろせ!」という指導は稀だと思う。足は上がれば自然に下がるものなのである。

稽古始め

しばらく稽古を離れていた会員W君から「1月5日になんとか時間がとれました」との連絡。昨日に今年の稽古始めを臨時稽古で行うことになった。

一昨年は土日の稽古にほとんど出席していたW君であるが昨年半ばから仕事の都合で月一日の休みもままならない時期が続いていた。応用稽古ではやはりブランクのせいか今の段階での動きやすい動き(W君が以前習っていたフルコン空手の動き)が出て顔を突き出すような動作となっていた。幸いなことにサンチンの型は自宅で続けていたせいかそれほどの退歩はみられなかった。あとは身体の癖を取り除き、型の動きがそのまま応用に活かされるまで覚えこませることだ。

私の習った流派は沖縄空手でも人間の自然な動きのにもとづいた動きを重視する流派である。最初は難しく感じてもある程度身につけば生涯の友となる空手である。

今年も充実した稽古となりますように。

プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また三木市稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

武道上達法研究会 古伝沖縄空手指導日誌

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