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型にとらわれないことも重要、しかし・・・

戸隠流忍法体術の初見先生の著書によればFBIは日本の武道家からレッスンは受けないようにしているらしい。日本人は練習のパターンばかりを重視する。何が起こるかわからない現場でパターン練習にとらわれていると咄嗟の判断が鈍るというのが理由である。ありえる話だ。
私も「実際には何があるかわからん!道場の技など役に立たんもんやと思って稽古しろ!」と口癖のように入っている。

いわゆる古流でも実戦派の先生には型(形)を重視しない先生もおられる。私が強く影響を受けた先生もそのタイプだった。型なんか知らんでも強いものはいくらでもいる、観賞用の武道になってはいかんという考え方だった。忍法体術のほかにシステマや大気拳なども型にとらわれることを嫌い、どのような状況でも自由に動けるよう身体を練ることに重点を置くという。これらの流派の成り立ちに詳しいわけではないが創始者はパターンにこだわることの危険性を十分に知っておられたのだろうと察する。

さて、ここで稽古法(一人稽古)を考える必要がある。これらの流派を修行された方の感想を伺ったことがあるが

私も他の稽古生も自主トレで何をしていいかわかりませんでした。他流の経験があるならともかく、私の場合は全くの初心者だったので・・

というものだった。もちろん受け身や最低限の基本動作は行うが技としての稽古を一人で行うのは難しいということだった。

型にこだわるな、というのは正しい指導である。しかし、素人の動きのままでいいわけではない。

守、破、離と言われるがこれらの流派では守、破の部分をいかに克服させているか、興味のあるところである。


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技にかかるための稽古?

当会新入会員A君は若年より長期間フルコン空手、伝統派の空手を経験しており、その流派では指導員だ。以前ある表演系の武道に体験参加したことがあるとのこと。

その道場の黒帯がA君の手首を捻るのだが鍛えたA君には効かない。すると黒帯氏曰く「倒れなさい」。もちろんA君はその道場には入門しなかった。

約束稽古が主体の武道は「非実戦的」と呼ばれることがあるようだ。しかしながらそれらの流派の開祖やその高弟には武勇伝がつきものである(誇張はあるだろうが)。

ここから一つの仮説ができる。

「流派が創設間もない時期の稽古と現在の稽古とは外見は似ていても内容は別モノではないのか?」

開祖先生や初期の高弟は実力者であり、本当に技がかかる。しかし開祖先生お気に入りのナンバーツーが必ずしも実力者であるとは限らない(スポンサー関係や血縁関係など)。それでも流派が大きくなると先生やナンバーツーのご機嫌をとるため、技の効果がなくともわざ倒れる弟子も増えてくる。

設立当初のレベルを維持したまま普及をはかるのは難しいものと思う。

テーマ : 武道
ジャンル : スポーツ

自分で考えろ!という指導法

創造性というのは人間のもっとも大きな能力の一つではないか。教わったことをただ暗記し必要に応じ引きだすだけ、といった行為ならロボットのほうが正確だ。「自分で考える力の養成」は学校でもビジネスの現場でも重視されるようになっている(はずである)。

さて、自分で考える力を養成することは非常に大事である。問題はしばしばこの言葉が指導者の無能を隠蔽するために使われてしまうことだ。武道の世界でも一般の社会でも同様、必要事項を学習した後で独創性は発揮されるものである。ゼロはいくらかけてもゼロだ。

しばしば職人芸の世界などで「師匠からは何も教わらなかった」という言葉が聞かれるが、ごく一部の天才の世界が対象か、さもなくば誇張があるように思われる。事前の詰め込みすぎが考えられない人間を育成するのと同様、まったく教わらずに名人レベルまで上達された方は存じない。もしそれが事実ならコーチの仕事は簡単だ。一流プレイヤーのビデオを見せ、「後は自分で考えろ!」と言っていればいいはずだが。

型で整体を行う・・・

よく言えばアットホーム、正直に言えば吹けばとぶような会員数の当会であるが不思議と医療関係の仕事についているものが多い。
鍼灸師(2名)、整体師(2名)、柔道整復師(1名)、レントゲン技師(1名)など・・・将来は武術健身クラスでも開設しようかと冗談半分、本気半分で会員諸氏と話している。

さて、当会会員の中にも若い時期の無茶な稽古や生活習慣から腰痛、肩痛などをかかえているものが少なくない。あるいは以前の流派での偏った稽古から身体の左右のバランスを著しく欠いているものもいる。医者の不養生というには大げさであるが鍼灸師のSS君もそう、左右の肩の高さが明らかに異なっており関節技も悪いほうの肩には簡単にかかってしまう。

SS君、以前は腰もひどくゆがんでいたのだが流石に熱心に稽古を続けてきた成果があってこちらはかなりバランスがとれてきている。この調子で肩も矯正したいところであるが自由度の高い肩を無理に肩や基本運動で矯正しようとするとリキミ癖や別の部分の歪みを招いたりなかなか難しいところである。しばしば複数人で肩をおさえつけながらサンチンを行わせ同時に鎖骨の当たりに矯正をかけると悲鳴をあげてくれるものの効果はてきめんでしばらくは突きの威力も増している。時間がたてばまた元にもどるが・・・

健康増進目的で太極拳のような武術を行うのは効果が高いと思う。ただし、成人したのちの重度の身体のゆがみを単独演武だけで完治させるのは難しいのではないだろうか。根気と同時に適切な補助が必要である。つまりは通常の整体と同様、第三者のアシストが必要なのである。
プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、三木で沖縄空手を指導しています。東京稽古会も活動中。型で身体を創り、組手に活用します。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

武道上達法研究会 古伝沖縄空手指導日誌

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