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稽古雑感(11月24日、25日)

土曜は当初午前だけの予定だったが九州から新入会員のC君が参加するため時間を調整し、稽古を午前、夜間の二部制とした。さらに土曜午前は私の先生の道場の元稽古生(つまり私の弟弟子にあたる)の参加があり、印象深い稽古となった。

土曜午前は弟弟子の体験参加。先生や後輩の懐かしい名前を聞くと私も通っていた時代を思い出す。基本的な型の考え方は先生の講義を受けているのでこちらも非常に説明がしやすい。ただ残念なことは年単位で先生に教わっているにもかかわらずハラの使い方や呼吸を教わった形跡がないこと。やはり人が増えすぎているのが一番の問題点かな、と感じた。しかし礼儀正しいのは流石先生の指導を受けただけのことはある。

土曜夜間、日曜午前の稽古には前述の九州からの会員が参加。現在のところもっとも遠方からの稽古生だ。前回参加時にサンチンの順序は教えてあるので少しづつ本格的に姿勢の矯正に入る。途中姿勢を矯正したのち、しばらくそのまま立たせただけで「うおー、あー、もうダメです」と悲鳴をあげ膝から崩れ落ちる。早くも力を抜いて姿勢を保つことの難しさを感じてもらえたようだ。進歩が早い。以前の流派では本当に型の順番を教わっただけとのこと。順序よりも中身が大事なことを身体でわかってもらえたようで意義のある参加となったことだろう。

遠方からの参加は経済的にも負担だし、休日をほとんど空手だけで費やすことにもなる。こちらも如何に意義のあるものを持ち帰ってもらえるか、高価なお土産を渡したい気持ちにもなる。私の道場の稽古生たちは流派名ではなく、稽古内容で通ってくれているのだ。

体験参加のⅩ君からメールで礼状を受け取った。
「非常に勉強になりました。(私の空手が私の先生の空手に)よく似ているなぁ、と感じました」
私と先生とはまだまだ天地の開きがあるのだが、社交辞令とは言え、先生に似ていると言われるのは嬉しいものである。



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見とり稽古と武術ショー

「見とり稽古」という稽古法がある。文字どおり他人、あるいは他道場の稽古を見て自らの稽古に役立てるものだ。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~aiken/gakka/g34.html
http://sasaki-aiki.com/article3_36.php

さて、ゴルフやテニス、あるいは現代武道の場合、普通の運動能力なら3年くらい真面目に練習すれば一流とは言えなくともそれなりに技量は上達し、初心者レベルからは進歩するケースが大半だ。しかしながら古流、古伝系武道の道場では先生は実力者なのに弟子は長年修行しても素人と大差ないという例が少なくない。

弟子の素質がないのか?しかし、他流(現代武道)を修行していた時にはそれなりに上達していたものが古流に転向したあとでは長年やってもこれといって上達せず、せいぜい覚えた型の順序しか誇るものがないというのは奇妙な現象だ。

もちろん本当に弟子に問題のある場合もある。あるいは先生が単なる武術パフォーマーにすぎなかったケースもあるだろう。しかし、レッスン内容に問題があるケースも少なくない。もし上記のことで悩まれている読者諸賢があれば稽古内容が以下のようなものでないか、検討されるとよい。

1)先生は弟子(道場によってはセレクトした弟子だけ)に技をかけてみせる(約束組手)。

2)見ている弟子は「先生はスゴイ!本物だ!」と思う

3)弟子どうしで技をかけてみる→上手くいかない

4)先生は「稽古がたらん、もっと稽古せい」と言って終わり

場合によっては年単位で以上のカリキュラムが繰り返される・・・ただそれだけ。これで上達したらそのほうが不思議ではないだろうか?
ただ見せびらかすだけのものは「指導」でも「見とり稽古」でもなく、単なる「ショー」に近い。ダンスやゴルフでも見ているだけで上達することはありえない。コーチは肩や腰、用具などに手を当て、身体の位置や力の使い方をレッスンする。

見とり稽古が有効なのはそれなりのレベルに達しているものだけだ。初心者の指導に以心伝心はまずありえない。

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合気道人生 (塩田剛三 著)

実戦派合気道家として今や伝説となった塩田剛三先生の自伝。植芝盛平先生との出会いや戦時中の活躍などが記載され、読み物として面白さ十分だ。

上海時代の武勇伝は知る人ぞ知る。複数の中国人暴漢に襲われまず塩田先生が使った技はビール瓶を相手の顔面に叩きつけ、ダメージを負わせたのちに四方投げで投げ飛ばしたというものだった。

組手指導をいただいているI先生はこの本を読み、「さすがは塩田先生や!実戦では四方投げよりビール瓶のほうが有効やいうことを書いてはる!」と絶賛されていた。

数少ない塩田先生の自伝。今年「塩田剛三の合気道人生」として待望の重版、改訂版が出されている。改訂版には上記の武勇伝が削除されている・・・残念。




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座り技で型の検証

古参会員が足を痛め、通常の稽古はおろか歩行もままならないので日曜の稽古は座り技中心に行った。正座も困難ということで椅子にかけての座り技稽古である。 

121104_1207~02ナイハンチの手が生きているかを座った状態で検証


以前の記事でも記したが私の空手の先生は座り技も重視していた。居合を修行された結果でもあろうがハラを創るため、また創ったハラの検証に有効だと考えられていたと思う。

立ったままの姿勢だと体重を移動させたり、足首の力で地面をキックしたりといった比較的イージーな術理で身体の不備をごまかすこともできる。しかし、座り技ではそうはいかない。身体が捩れていたり、ハラが不安定だと背中や拳先が「死んだ」状態になってしまう。

座り技での稽古は地味なので面白みにはかけるが足が使えないということを怪我の功名と考え、この機会にハラの具合を再検証してほしい。また、満足に歩けない状態でも稽古に通ったことは見えない自信にもなるだろう。





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プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、三木で沖縄空手を指導しています。東京稽古会も活動中。型で身体を創り、組手に活用します。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

武道上達法研究会 古伝沖縄空手指導日誌

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