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受け身論

かなり昔の話だがテレビのバラエティ番組に某武道の指導者のゲストがお笑いタレントに崩し技をかけた。通常ならば綺麗に受け身をとるか、膝から落ちるなどして技の効果を観衆にアピールするところだ。

ところがそのお笑いタレント、最初の軽い崩しで恐怖心からか大げさに足をバタバタ動かし、中途半端に逃げるためなかなか倒れない。そこを無理に指導者氏が腕関節をとりにゆくものだからいささか演武としては不格好だったことを覚えている。

いわゆる演武会系の武術で経験者にはかかる技が初心者にかからないケースが少なくない。有名な古武術家もセミナーで素人に技をかけそこなう。それをもって技術が意味なしとは思わないが演武会には別途演武会用の技術が必要な教訓とも言える。

当会は演武を目的としていないがそれでも日常の稽古で技がかからないのは格好のいいものではない。しかし、天下の達人でもないものが初心者にも屈強の格闘家にも同レベルで技をかけられるというのはむしろ不自然だ。

受け身の稽古は怪我の防止もあり、ある程度は必要である。しかし、間違えた稽古をしてしまうと稽古するほど技がかかりやすい身体になってしまうこともある。当会では受け身の稽古時間は僅少である(稽古時間に限りがある)。もちろん技にかかるための稽古は行っていない。



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古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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