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100人中2、3人しか残らないのも問題だが・・・ (下)

(前回より)
「月刊空手道」で読んだと記憶しているが故芦原英幸先生は「ウチの道場は入ってきた会員100人中2、3人しか残らなかった、というのは何の自慢にもならんのです。その2,3人はどこに行っても強くなれる人なんです。私はそれ以外の人物を強くすることを考えていました」といった内容を述べられていた。数多くの強豪を育てた方の言葉だけに重みがある。芦原先生の道場は先生の人気もあり、非常な盛況だったようだ。私がお目にかかった往年の芦原空手の強豪の方達は熊のような身体からモノスゴイ(この表現がふさわしい)パンチや蹴りを放たれていた。

時代は移り、少なからぬ空手道場がYOUTUBEなどで稽古内容を公開されている。自分の知らない稽古法などを自宅で見学できるのは楽しいものだが道場によってはおよそ武とは縁のなさそうな方達がニコニコしながら稽古しているシーンが多いのは気になるところである。

一部の天才は別かも知れないが武的な技術はある程度の真剣さを持ち、一定期間の稽古をつまなければ習得できるものではない。もちろん指導する側も正しい技術をもち、モチベーションを高める工夫を怠らないのは前提であるが、それでも一定の人数は脱落するのが自然である。車の運転などと異なり、一般人の実生活において武術が不可欠ということはない。

武に興味がある人は多いだろうが趣味の第一を武とする人はそれほど多くはないはずである。沢井健一先生の言葉を借りれば「武に向いている人」と「武に興味のあった人」の違いである。どなたでもできます、という道場ではそれらを稽古カリキュラムの中で分別しているのだろうか・・・
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コメント

Unknown

しまさん、いつもコメントありがとうございます。

道場生が続かないことは自慢にはなりませんね。本文でも述べましたがコーチ力の欠如を証明しているようなものです。

後半の部分は「教室」「経営」という意味でも興味が持てたのでまた項をあらためて述べさせていただきます。

Unknown

ネットでも「うちの道場は練習が厳しいからほとんど辞めていく」という自慢がはいった書き込みをたまに見かけますが、これは育てる能力がないと言っているようなものですね。

ボクシングジムを見学したことがありますが、自分の目的別にコース分けされていて、好きな日、好きな時間に来て練習できる、社会人にとっても良いシステムでした。
多くの道場は稽古日と時間が決まっているのがネックですね。

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古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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