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消費者と稽古生

前回のブログにいつも投稿をくださる方からのコメントで少し思うことがあった。

今でも日本独特の体育会的精神主義を利用して疑問のある行動(わざと使い物にならない技を伝授する、不当に何度も金銭を徴収する、など)をとるところもあるようだ。気楽に通える道場の増加はこのようなシステムがまかり通っていたことの反動かもしれない。

フィットネスクラブなどは好きな時間に通え、多くの場合早朝から深夜までオープンしている。欠席したところで非難されることはない、払ったお金が返ってこないだけである。月会費に含まれているクラスなら人気のないインストラクターは高い指導料をとることができない。ボクシングジムなどでも同様のシステムをとっているところもあるようだ。ジムには好きな時間に行っていいし、設備も使える。追加料金で人気トレーナーを独占することもできる。

ビジネス面のみから考えれば武道の道場もこのようなシステムに近づけるべきかもしれない。すなわちお金を払う立場=会員=消費者の立場を最優先させる考え方である。お客様第一主義である。

これに対する考え方はあくまで道場とは道を伝えるものであり、弟子が先生に合わせる、という考えである。私も古い人間なのでそれからは離れられない。この方式が機能する条件は、簡単なことだが指導者が優れていることである。

私は自身が達人とは程遠くとも、優れた指導者は目指したいと思っている。意味のない稽古は行わず、不要な体育会的ノリも排除するが礼節を重んじ、技を習得する場として機能する、そのような道場をめざしている。

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古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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