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基本の突きは腋を締めろ!は正解だが・・・

大学時代、フルコン空手の基本稽古でサンチン立ちから左右交互に突きを繰り出す練習を行った。「基本の突き技を繰り返す稽古は強いパンチ力をつけるために重要」という理由だった。その際の注意事項として体重を乗せることと同様に指摘させられたのが「腋を締めろ!」ということだ。

体重を乗せることは力学的にも合理性があるが腋を締めることの重要性は納得のいく説明をしてくれた先輩はいなかった。私も含め、皆「基本だからなんとなくこうしなきゃなんねえな」と言った具合に練習していた。自由組手になればほとんどの部員は腋を空けて大振りのパンチをはなっていた(顔面パンチは反則といったルール上の問題もあるのだが)。
それでもやはり「やはり基本なんだから大事なんだろうな」と漠然と皆考えていた。

基本の左右突き稽古は当会でも行う。その場合の注意事項は「身体をしゃくるな、腋が自然に締まるように」である。締めるのではなく「自然に」締まるのだ。

別段難しいことではない。まっすぐ立って肩から先の力を抜けば腕はダランと下に落ちる。当然、腋も締まっている。突き技の稽古では拳は前方に向かって進むが肩の力は抜いたままなので腋は締まったままである。基本の突きで腋が締まることは武術の原則とも言うべき脱力とセットとして考えるとわかりやすい。

逆に言えばボディビル的パワーで打つことを基本とする流派の場合、必ずしも基本稽古での腋の締めを重視する必要はないのかも知れない。流派によっては「腋を締めることとは脇腹を防御する習慣をつけさせるためのものでパンチ力の向上とは関係ない」という解釈もあるようだ。



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コメント

Unknown

なるほど、競技別によって締め方にも解釈があるのですね。勉強不足でした。

Unknown

無名さん、コメントありがとうございます。

腋をしめろ、という注意はゴルフや相撲など多くのスポーツで指導されますがその「締め方」は各競技や流派によって解釈に違いがあると思います。

相撲やレスリングでは相手の差し手を許さないため組合った際には腋をガッチリ固めます。
しかし空手であまりに腋を固めてしまうとパンチの伸びやスピードが無くなるはずです。

腋の締め方もただなんとなく締めるのではなく締め方一つも指導が必要だと思います。

Unknown

たしかに、脇を締めろとよく指導されましたが理由までは詳しくいわれないですよね。

私は学生時代に野球をしており、バッティングの指導を受けるときに、よく脇を締めろと言われていました。理由としては脇を空けると腕の力にたよりがちになるため大振りになったり、また手打ちなので腰の回転で打つことができません。
すべてとは言いませんが空手も通じるところがあるのでは。これはあくまで私の主観です。

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Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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