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続・実証

先日のブログに無名さんよりコメントをいただいている。

私は型稽古はかなりの上級者か空手に多くの時間をさける者のための稽古方法ではないかと思います。私は以前に型稽古中心の流派に所属していましたが、一般会員の多くは型稽古は「昇段審査に必要だから」「先生にやれと言われているから」という理由ばかりでした。パターンを覚えるためだけに集中しなぜこのような動きをするのかを理解していない、つまり型のための型稽古になっているのです

ほとんどの道場で同様の感想を持たれている方は多いと思う。

内容を整理すれば

1)型稽古はかなりの上級者か空手に多くの時間をさけるもののための稽古(一般の練習生には適していない)
2)型稽古重視の道場ですら一般会員の多くは型を「指導者にやれと言われているから」という理由でやっている
3)型のための型稽古(組手等と型は別物)

となる。

当会にはいわゆる伝統派(寸止め)の大手流派(全空連四大流派)に属していたものも何名かいる。さぞかし型も懸命に稽古していたのかと思いきや「私は組手の選手だったので型は審査前以外はほとんど稽古してません」という回答が多かった。つまりフルコン空手の道場と変わらない。

当会は型「を」稽古するのではなく、型「で」稽古する(今野敏氏の言葉を借用)。稽古時間は型とその検証で大半を費やす。型稽古だけで身体や動きが空手に適したものに変わってゆくことを稽古生は実感している。自由組手はその変化の度合いを確認するためのもの、いわば自由組手も型の検証である。いわばボクサーがミットやサンドバックを叩くことでパンチの質や技術を向上させることと同様、古流空手では型により身体と動きを空手に適したものに変えてゆくのである。

一般的に空手稽古生は組手の技術が向上したり、パンチや蹴りの力が強まるのを楽しみに道場に通っている。型と組手が別物の道場の場合、わざわざ時間を費やしたくないという感情は自然だ。極端な例だがムエタイやグローブ空手では型稽古は行わない。現代格闘技の技術、術理をそのまま流用するのであればこのほうがスマートで合理的な考え方である。古流空手の術理で稽古を行うからこそ型が必要かつ重要なのである。
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コメント

Unknown

拳王さん、コメントありがとうございます。

ブログアップしましたので一読いただければ幸いです。

呼吸力

先生、こんばんは。いつもブログを拝見させていただいています。

スレ違いですが、呼吸力とは一体、何なのでしょうか?
よろしければ、呼吸についてのブログをお願い致します

Unknown

無名さん、コメントありがとうございます。

こちらこそ、いい質問は私自身考えるヒントになります。これからもよろしくお願いします。

Unknown

私の個人的な質問に返事をいただきありがとうございました。
>当会は型「を」稽古するのではなく、型「で」稽古する(今野敏氏の言葉を借用)。

私を含め多くの一般会員が型「を」稽古していたに過ぎませんでした。
いま思えば私に型「で」稽古する意識が足りなかったのかもしれません。

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プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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