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スピードアップのトレーニング

当会会員のS君は高校時代空手部に所属していた。無理なパワートレーニングを指導されたせいか入会当初は突きのスピードが非常に遅かった。

「スピードがないな、高校のクラブでもそんな指摘がなかったか?」
「ハイ、スピードがないと言われました」
「で、どんな指導をされた?」
「もっとスピードを出せ、と言われました」

「それで?」
「それだけです」
「は?それだけ?」
「それだけです」
「・・・・・」

学校の先生が成績の悪い生徒にお前は成績が悪いからもっと勉強しろ、といったレベルの指導である。
程度の低い指導者だな、とは思ったが日本のスポーツ界ではこの手の指導は珍しくないだろう。カラオケで「ヘタクソ!」と野次っていれば歌が上手くなるのだろうか。

閑話休題、基本練習を繰り返してもスピードが遅い人は「スピードを出す」という行為を難しく考えすぎているケースも少なくない。

例えば無意識に熱したヤカンなどに手が当たる。「熱い!」といって手を引っ込める。このとき、筋トレやコンビネーション稽古を行わずともかなりのスピードが出ているはずだ。もちろん空手に応用するには次の段階として

1)無意識に出たスピードを意識的に出せるようにする
2)本能的なだけの動きを空手的な動きに改造する

というプロセスを経る必要がある。それほど難しい指導ではない。自然な動きの延長であるからだ。




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コメント

Unknown

返事ありがとうございます。
古流修行者さんが以前、記事で紹介した芦原秀幸先生の記事を改めて読ませてもらいました。何度読んでも素晴らしいですね。

指導力

しまさん、指導力については近く一項を設けて書いてみたいとは思いますが一言でいえば「勝てば官軍」という国民性が大きいと思います。勝った、という結果ばかりを重視してそれが本当に指導によるものなのかは検証されません。

スポーツで勝つには素質のある選手を集めることがもっとも手っとり早い方法です。素質のあるものなら指導者がかなりいい加減でも上達するでしょう。

Unknown

>程度の低い指導者だな、とは思ったが日本のスポーツの世界ではこの手の指導は珍しくないだろう。

なぜ指導力の低いものが指導者になれるのか不思議でなりません。人数の多い部活では一人一人の指導に時間をかけることができないんですかね?

ありがとうございます

コメントの御返事ありがとうございます。「身体が楽だけどキツい」という不思議な感覚ですが、投げられることや入られる事への恐怖心が薄らぎ、緊張感と集中力があるなかにもリラックスして稽古に臨めるようになってきた事を嬉しく感じています。生涯に渡って取り組める武術として稽古を積んでいきたいです。宜しくお願いいたします。

スピードアップ

ひし君、コメントありがとう。今日は同期のT君の基本突きのスピードが格段に速くなっているのを確認されたと思います。

先日ひし君が欠席していたときにスピードアップの稽古を重点的に行ったので今日の稽古の後半はその復習としました。貴君自身も自分の向上を確認されたでしょう。

まだまだ指導の内容がわかったり、わからなかったりという状況が多いとは思いますが先輩達も皆入会時は同様でした。ある時から型、組手も含めはっきり質的変化するようになっています。

貴君の場合、痩身のハンデはありますが確実に伸びています。これからも頑張って稽古されることを希望します。

本能的な動き

先日の稽古ありがとうございました。
『遠くを突こう』『力強く動かそう』など昔身につけさせられて脳に刻まれた習慣が簡単に書き換えられないのは自分の身体なのにとても歯がゆい思いがします。いつもご指導頂いている『神経だけで身体を動かす』言葉が意識せず約束組手や型稽古でもできていけるようになりたいです。

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プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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