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教養の強制

当会会員Fさんには高校生のお子さんがいる。学校で歴史クラブに所属しており、最初は楽しげだったのが最近はどうも面白くなさそうにしているとのこと。

聞けば最近顧問の先生が変わり、以前は史跡巡りなどを中心に活動していたのが新しい先生の指導では校内の学説討論が中心となり、フィールドワークが大幅に減少したことが理由らしい。学説を知り、討論することは教養を深めるには意義がある。しかし高校生でこれが楽しいものは多くないだろう。授業の延長のようにに感じることがほとんどではないか。ある程度教養は義務的に身につけるものだろうが、高校生で授業の後にもう一度授業を延長して教養を身につけたい、と思うほどモチベーションを持てるものは多くはいないだろう。

型と組手を別物とする空手道場は少なくない。多くの道場では「空手なんだから型もやれ」と指導する。この場合、型は空手を稽古する上で技術の向上というよりは教養のために指導しているのである。先生とはいえ他人に強制される型は楽しくない。型で身体や組手が変化することを自分で実感することで型の意義も理解でき、楽しみも増してくると思う。
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コメント

Unknown

コメントありがとうございます。

しまさんにあった道場のようで何よりです。「型をやらないと強くならない」という理由の解説もなし、実績(道場生も強くなっていない)では説得力もないのは当然ですね。

「自分がこう指導されたから自分の道場生にもこう指導する」だけで終わってしまう指導が多いようですが稽古生が現状でとどまっていてはいけないことと同様、指導も日々進歩しなければならないと思います。

今回の記事は特に参考になりました。

以前、私が所属していた道場は型稽古の必要性についての質問はしてはいけない雰囲気でした。
一度だけ遠回しに聞いたのですが「空手なんだからは型をやって当たり前、型をやらないと強くなれない(理由は説明なし)」でした。その道場の先生は組手と型、共に実力者でしたが、道場生に実力者はほとんどいませんでした。そして新入生が入っても最初の数ヶ月でほとんど辞めて行きました。

今の道場は質問すれば、きちんと回答していただけます。なので続けられるのかもしれません。

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プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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