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古流の習得には時間がかかるといっても・・・・

合気武術や中国武術などで、インスタントに実力はつかないが長期の修行年数を経過すれば無敵の威力を持つようになる、といったことが宣伝される。

そうかも知れない。中国武術なら初心者のうちは套路や基本功、推手などの稽古がほとんどだろう。沖縄空手でも事情は同じで基本の型を初心のうちは徹底的に指導する。型「だけ」では以前より強くなる度合いが少ないのは当然だが初心のうちは型を徹底的に覚えこまなければ沖縄空手にならない。

しかし、いくら上達に時間を要するといっても3年も稽古して初心者より少し足腰が強いです、という程度の上達ならカリキュラム自体に問題を疑ってもよい。端的に言えば
「3年やってまったく強くなれない武術は10年やったところでたいして強くなれないケースがほとんど」
ということ。先生の人格や強弱と指導カリキュラムは関係ない。

初心の時期に基本をおろそかにすると普通の才能のものはすぐに上達が頭打ちになる、という意見がある。これは事実だ。しかし、ある程度基本ができてくれば徐々に応用に相当する稽古を増やす必要がある。常識である。

入門後かなりの長期間(3年くらい)スパーリングをさせず、基本ばかりを練る、という考え方もある。これも否定はできない。むしろ武術を一生の友とするためにはベターかも知れない。その場合、基本を終了した時点でいきなりスパーリングに投入しても耐えうるだけの身体を創りあげていなければならない(戦い方の巧拙は別にしても)。生ぬるい稽古なら3年続けても何もしないよりマシ、といった程度。組手の技術も身体もその時点で一から創りなおし。

昨今は20代後半以降の年齢で武道をはじめる人も多い。強さを実感するのに10年も待てないだろう。

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コメント

こんにちは。そうたろうです。
今回の記事、とても共感させられました。

いくら上達に時間を要するといっても3年も稽古して初心者より少し足腰が強いです、という程度の上達ならカリキュラム自体に問題を疑ってもよい。端的に言えば「3年やってまったく強くなれない武術は10年やったところでたいして強くなれないケースがほとんど」

とても納得がいきます。

僕が現在、修行している合気道も
その類だと思います。

僕はベースに空手があるので、
いろいろな気づきやヒントをもらえているので
自分自身納得ができているのですが、

合気道しかやっていなかったら失望していたと思うのです。


今年の12月に四段の審査を受けるのですが、
審査を終えたら、合気道のペースは落として、
他の武術かボクシング、グレイシー柔術を学ぼうと思っています。


合気道は素晴らしい武道ですが、
もういいかな、と。


合気道は3年修行しても
ちっとも強くなれません。

他の道場のことはよくわかりませんが、
僕の通う道場のカリキュラムでは
絶対強くなれません。


道場の仲間は、よくこんなカリキュラムで
満足しているな、と不思議でなりません。

3年稽古して、効果のないカリキュラム。

カリキュラムについて、
深く考えさせられるきっかけになりました。

ありがとうございます。

また、お邪魔させてください。


ありがとうございました。

そうたろうさん、コメントいただきありがとうございます。古流修行者です。

私は合気道の経験はないのですがコメント中の

「道場の仲間は、よくこんなカリキュラムで
満足しているな、と不思議でなりません。」

は理解できます。

私の沖縄空手の先生は本物の実力を持った立派な先生で稽古生には
フルコン空手や合気道から転向したものが多くいました。

ほとんどが先生の技を体験し、「ぜひ自分のものにしたい!」という熱意
ある真面目な会員でした。

フルコン経験者は初段くらいのレベルになると

「先生はすごいけどなんかカリキュラムがおかしい。
フルコンやってたときの自分のほうが強かった」

と道場を去ったものが少なくありませんでしたが合気道出身者は約束組手
の上達が目的のような感じで道場に通い続けていた方が多かったように
記憶します。

私ももしフルコン空手を経験していなければ型や約束組手に過剰な幻想を
持ったままだったかもしれません。

参考になるご意見ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。

こんばんは
先日、以前所属していた道場の先輩から連絡があり話を聞くと、長年今の道場で稽古しているが強くなった実感がない、フルコン空手に移った私の意見を聞きたいとのことでした。私はもし稽古に納得できないなら道場を変えるしかないですと言いましたが、その先輩は今の流派と先生を信頼してるので変える気はないのことでした。この先輩はとても真面目で練習熱心な人です。

「3年やってもまったく強くなれない武術は10年やったところでたいして強くなれないケースがほとんど」
本人が満足していれば問題ないと思います。強くなりたいにもかかわらず強くなれない、やめることもできないといったジレンマに陥る人が出てくるのは不幸と思いました。
長文失礼しました。

しまさん、久しぶりのコメントありがとうございます。新ブログもよろしくお願いします。

その先輩の方が「強くなれない」ことをなぜ道場の先生に相談しないのかがよくわかりません。しまさんの「納得できないなら・・・」との回答に「先生を信頼している」と反論するのならば先生の指導に疑問は持っていないはずですが。

もちろん強さが武道のすべてとは思いません。現在の弓道家は格闘的な強さを目的とせず、精神と弓の技術の向上を目標に稽古します。しかし、的を外しまくっている稽古生に「的には当たらなくとも精神が向上しているからそれでいいのだ」と指導をする先生はいないでしょう。

その先輩が「強くなる気はない、ただ先生についてゆくことだけが目標」で道場に通うならば誰もとめることはできません。もはや宗教ですので悪徳宗教でないことを祈るのみです。

参考になるコメントをありがとうございます。近いうちに「宗教」「技と強さ」をテーマに記事を書いてみようとおもいます。

返事ありがとうございます。
やはり生徒の立場から先生に意見は出しにくいと思います。下手をすれば先生の指導法を否定しかねませんから。
指導というより先生の強さを信頼してると思います。いつか先生のように強くなれると・・・私もかつてそうでした。
繰り返しますが、この先輩は真面目で練習熱心なです。なのでよけいに複雑な気持ちになりました。

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プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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