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中国拳法・秘伝必殺 鉄砂掌

鉄砂_copy


語り継がれる武術書は少なくない。この本は間違いなくその一冊だろう。昭和58年の発行からもう30年近くになるが未だにインターネット等で話題になることでも発行当時のインパクトが想像できよう。当時、中国武術はなんとなく型(套路)を繰り返していればある日突然強大なハッケイができるようになり、プロレスラーでも倒せるようになると信じていた人も少なくなかった。 

ブルース・リーなどの影響もあり中国武術はかなりポピュラーになっていたがそのころの書店に並ぶ中国武術書は套路の順序の連続写真か「こんなんでほんとに使えるの?」といった用法の紹介がほとんどだった。それだけにこの本のインパクトは大きかったのだ。

本書は練功や約束組手の紹介写真もさることながら方々に散りばめられた武道論も必読。その中の一文。

ガラスのようなボディや豆腐のような顔面では、一発食らったらそれでおしまいである。達人でもないのに、自分が一方的に相手のパンチや蹴りを一発も受けないで勝とうと思うのは、相手を板だと思っている思想に他ならないのである。
ちなみに、タイ国のムエンタイ・ボクサーと一度戦ってみるとよい。(中略)高手でもない者が、ちょっと中国拳法のこむずかしいことがわかったという理由だけで、こうしたプロファイターを一発で倒せるという夢を見てはならない。(本書148頁)




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コメント

こんにちは。そうたろうです。
「鉄砂掌」懐かしいです。この本、僕も持ってます。


当時、カンフーにめちゃめちゃあこがれていたので、
読みふけったのを覚えています。

たしか連功法の写真が、迫力ありましたよね。

なんか秘密結社チックな
怪しい雰囲気が充満していて、
好きな1冊でした。

アマゾンマーケットプレイスで
こんなに高値がついていたんですね。
知りませんでした。

すっかり存在をわすれてしまっていたのですが、
読み直してみます。


またお邪魔させてください。

ありがとうございました。

古流修行者です。

そうたろうさんも読まれていましたか、 この本が出たのは私が大学生
のときでした。フルコン仲間でもインパクトありましたよ(笑)

当時フルコンの仲間と「インチキや」「いや、この顔はホンマに強いで」と語り
あったものです。私はもちろんホンモノ説でした。

後年、龍清剛先生に会われた方から逸話を聞き、自分の説が間違っていな
かったことに納得したことを覚えています。

以前そうたろうさんも書かれていましたが最近はおもしろい武道の本が少なく
なりましたね(笑)

コメントいただきありがとうございました。またよろしくお願いします。

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プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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