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応用型の習得 - 型の稽古時に相手を想定「しない」こと

入会半年くらいがすぎたT君、F君に応用型「クーサンクー(公昭君)」を教えはじめている。

SA3A0032.jpgクーサンクー、猫足立ち、蹴り、手刀打ちなどを多用する型


サンチン、ナイハンチに比べると格段に長い型で両君とも覚えるのに手間取っている様子だが流派によってはスーパーリンペーや四十八式太極拳のようにもっと長い型もある。当会では型の順序を覚えるのは五つの型しかない。最初は難儀かも知れないが順序はそれほど難しくないことがすぐに理解してもらえると思う。

このブログでも繰り返し述べているが大事なのは順序よりも内容だ。当会でもサンチンやナイハンチはそれなりにサマになっているのに応用型になるととたんに崩れるものがいる。

応用型はサンチン、ナイハンチに比べるとかなり技が具体的に「見える」。そこからいろいろ考えて「この手刀はこうすれば早く触れる、この蹴りはこうすれば効く」とつい考え、分解組手(約束組手)の派手さに気持ちが向いてしまうのかも知れない。実際は応用型といえどもそのままのカタチで組手に使えるものではなく、あくまで動作の原理を身体に覚えさせているにすぎない。私も先生からサンチン、ナイハンチ以外の分解組手は数えるほどしか習わなかった。型がある程度身につけば組手の技はいくらでも創出できる、いや、自然に身体から出てくる。

応用型を習得するコツは
1)サンチン、ナイハンチを身体に覚えこませること
2)力の入れ方、抜き方もナイハンチを参考にする。すなわちボディビル的な力を捨てること。特に肩やヒザに力が入りやすい
3)動作をあわてないこと
といったところであるが、さらに付け加えれば

4)特に初心のうちに相手を想定「しない」こと。

が付け加えられる。応用型といえども型は実戦の雛形ではないからだ。
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コメント

お世話になります。

クーサンクーは当方の流派としては最終型となります。ただ最終型(当方の流派では)とはいえ、特別にトリッキーな動きの無い、素直な、良い型だと思います。
個人的にはナイハンチとこの型の2つで用は足りると思います(人による、またレベルが上がったら考えも変わるかとは思いますが)。

話は変わりますが、自分が新しい型を教える場合は次のように行っています。
・型の順序を覚えさせる。
 新しい型を教えた場合、子どもたちには、「毎日、風呂に入る前に一回はやるように」、「順序を覚えてからが稽古、それまでは稽古にはなっていない」と言っています。
・細かな動きを直す。
 最初から道場ではおかしな動きは直すように勤めてはいますが、順序をある程度覚えた段階で本格的に直すようにしています。
・スピードを落とさせる。
 ある程度できた段階で、ゆっくり演じるように指導します。これでボロが出まくりです。スピードでごまかしが利くのはナイハンチだけではないと思います。
・最終調整
 メリハリという言い方は悪いですが、早く動くべきところは早く、そうでないところはそれなりの速さで動くように、また動きの意味を教えることで最終調整を行います。ただ自分の道場では小中学生が中心ですので、この段階を終えることができる子はなかなかいないのが実情です。

 とりあえずの結論として、自分の経験を鑑み、以下のようになると考えます。
・うろ覚えの段階では、型を演じるスピードはどうしても速くなる。
・ゆっくり演じるとぼろがでる。
 これは自分の型を覚える経験からもそう思います。
・ナイハンチの動きを参考にクーサンクーを演じるようにとは、なかなかきつい指導をなさっておられる。
 これは、御道場が、ある程度の他武道の経験者も対象にしておられることも、とは思います。

 今回も取り止めが無い話で、お許しください。
 よろしくお願いします。

コメントいただきありがとうございます。

michi さんの会では型はナイハンチとク―サンク―だけを稽古されているとのこと、おっしゃる通り、型の数を増やすことは意味はないと思います。当会でも型は五つありますが先生は「本当に術理がわかっていればナイハンチだけでもかまわない」と言っておられました。応用型はあくまで術理を理解させる補助的なものでサンチンやナイハンチのような基本型だけでも身体はできてくると思います。

クーサンクーは比較的動きも大きく、スピードのある型ですがそれだけにスピードでごまかしが効いてしまう。時として意識的にゆっくり型を行うことはチェックのために大事と思います。通常のスピードに比して極端に細切れになるということであればまだまだ型が身体に身についていないということですね。

コメントいただきありがとうございました。また投稿よろしくお願いいたします。

古流修行者

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まとめtyaiました【応用型の習得 - 型の稽古時に相手を想定「しない」こと】

入会半年くらいがすぎたT君、F君に応用型「クーサンクー(公昭君)」を教えはじめている。クーサンクー、猫足立ち、蹴り、手刀打ちなどを多用する型サンチン、ナイハンチに比べると

プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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