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一人稽古の質とレベル

「武道の理論」シリーズをはじめ一人稽古の重要性を説く武道書は多い。

当会もほとんどの会員は週一回程度の合同稽古に参加するのがやっとなので不足分は自主トレ - 一人稽古で補うことになる。他の沖縄空手や中国武術、古武道の道場でも事情は似たようなものと察する。

さて、入会したてなら入一人稽古はむしろ簡単だ。型の順番を復習することに専念し、基礎体力の劣るものはランニングや柔軟体操など普通のスポーツトレーニングをしていればいい。

型の順序を覚え、またある程度術理がわかってくると一人稽古も難しく感じるようになる。単純に型を繰り返しても「この力の使い方で本当に正しいのだろうか?」と不安になるし、何より「型なんかするよりバーベルでも上げたほうがいいんじゃないか」という気にもなってくる。事実この時期は型を繰り返す回数と上達が必ずしも正比例しないことが少なくない。

この時期に誤った自主トレをすれば上達の速度が鈍化してしまう。指導する側はこの時期に各自の身体の癖を見抜き、生徒個人に合わせた補助運動や型稽古の留意点を指摘する必要があると思う。

この時期を越えれば同じ回数、型を稽古しても自分の型が「見える」状態になる。いわば自主トレの量質転化ができ、型を繰り返せば繰り返すほど自分の身につく段階になる。

質の高い一人稽古ができるというのはすでにかなり上達しているとも言える。






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コメント

個人的には一人稽古で、教えて頂いた事の復習をして、間違っている部分を
通常稽古の時に修正してもらい、またそれをフィードバックして一人稽古を行
うと言う感じでやっています。

田中です。初コメントです。
一人稽古の悩ましさ、ズバリです。フルコン時代にはなかった感覚です。
一時期、物凄く形を繰り返したりしてましたが、稽古に行くと物凄く直されたり、で、質と量の問題は常に悩みどころです。充実した一人稽古ができるようなレベルに早く達したいですね

S.S君コメントありがとう。

まさにそのとおり、毎日でも第三者とともに稽古すればベターな環境ですが仕事の傍らだとなかなかそうもいかない。それでも一人稽古で復習して出席時に点検すればかなりの進歩が望めるはず。型という稽古体系のおかげで一人稽古がしやすいのが空手の長所です。

田中君、コメントありがとう。

フルコンとは身体の使い方も違うし、自主トレもただ疲れればいいというものではないのでかなり戸惑いもあったと思います。このところ上半身はかなり意識が繋がってきているので稽古の成果は上がっていると思います。これからも一層の上達を期待します。

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まとめtyaiました【一人稽古の質とレベル】

「武道の理論」シリーズをはじめ一人稽古の重要性を説く武道書は多い。当会もほとんどの会員は週一回程度の合同稽古に参加するのがやっとなので不足分は自主トレ - 一人稽古で補...

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Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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