記事一覧

天の型、地の型

「先生の教わった流派には天の型、地の型というのがあるのですか?」と質問を受けた。古参会員には指導した記憶もあるが正直言ってあまり重視はしていなかった。

天の型、地の型は空手の型というよりむしろ移動稽古に近いものである。
SA3A0059.jpg不動立ちで準備SA3A0060.jpg四股立ちになり受け技SA3A0061.jpg引き手を引きつつ逆突き

以上の動作を今度は左右逆にして行う、その繰り返しだ。すなわち上のように受け技→突き技 の稽古が天の型である。ちなみに地の型は突きが蹴りに変わったものと思っていただければいい。

SA3A0057.jpgそのまま約束組手にもなる

位置づけとしては日本空手協会の「太極の型」に近いものであり、型や移動稽古にすすむ前段階といったところだ。日本空手協会や極真会館でも有段者で太極の型を重視する人は少ないだろう。

この型を稽古するメリットはある。比較的安定させやすい四股立ちを用いるので下半身の安定していない初心者でも流派の受け技、突き技の特徴‐両手を有機的に使うこと‐を覚え易いことだ。逆に言えばある程度下半身ができれば限られた稽古時間では優先順位が落ちてくる。

まったく空手経験のないものに空手らしい動きを覚えさせるという効果はあるが、下半身ができていないものにこの技を練習させすぎると却って居つき癖をつける懸念がある。上半身と下半身が悪い意味でバラバラの動きになってしまう。

沖縄空手をはじめたとき、先生がこの型を示範してくださった。示しながら先生は「あれ?しばらくやっとらんせいか、ワシもこの型が下手になっとるなぁ。まあこの型はそんなに練習せんかったからなぁ」と仰ったことを覚えている。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

武道上達法研究会 古伝沖縄空手指導日誌

アクセスランキング

アクセスランキングに参加しています。ご来場いただいた方は上のバナーをクリックいただければ嬉しいです。
[ジャンルランキング]
スポーツ
648位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
格闘技
39位
アクセスランキングを見る>>

月別アーカイブ

QRコード

QR