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高齢者のための空手 - 空手の効用(1)

かつて私は「質の高い稽古をする人なら50歳少し回ったくらいが全盛時」と説いていた。しかし、組手指導をお願いしているI先生が50代後半になっても自由組手を楽々とこなし、破壊力はむしろ増しているのを体験したため「鍛えた人なら60歳」と訂正している。ただ、I先生のような桁外れの武術家は極めて例外で一般人が趣味として武道、武術を行うのならやはり40-50歳くらいがピークかと思う。

流派によっては「年をとるほど強くなる」技術を持っているところもあるようだが残念ながら当会では「人間は年をとったら衰える」ことを前提としているため、そのような宣伝文句は使えない。証明されていないものを講談まがいの伝承だけで「こうなんだ」と断言することは好まない。武道・格闘技歴はそれなりに長いほうだが「高齢になっても衰えにくい」流派は知っているが「高齢になるほど強くなる」流派というのは存じない。

さて、術理に無理のない流派なら規則正しい生活を送り、稽古を続けれているものなら50歳をすぎてもそれなりに技量の上達は見込めるし、極端には衰えないだろう。ただ、ある程度若年から続けていることが前提ではないかと思う。

高齢者が健康のために武道・武術をはじめるのは大いに結構なことだ。ただし、老人に屈強の若者と同じ運動をさせることはナンセンス。武道・武術といえども例外ではあるまい。

私が知らないだけで世間には普通の老人の初心者が驚異的な威力を発揮する武術があるという。その武術は若者なら短期に天下の達人としてしまう恐るべき武術なのかも知れないし、あるいは戦闘技術として意味のない武術的ラジオ体操かも知れない。
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古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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