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集中力 - よそ見と組手経験

新入会員のFさんは50代。加齢から来る体の歪みはある程度どうしようもないがなんとか型で老化を抑制し、まだ体が動くうちにいくばくかでも基本技を身につけてほしいものだ。

さて、このFさん、合気道2段だがかなりパワー系の合気道を稽古していたようだ。合気系流派の特徴とも言うべき相手のパワーを吸収するような技法はむしろ苦手としている。相手が力を入れるとそれ以上にこちらも力を入れて対抗してしまうのだ。

「最初は技がかからなくてもかまわないから相手を意識せず、とにかく力を抜くように」と指導したところ目が天井を向いたまま稽古を行う、つまりよそ見をしながら稽古をしている状態だ。自動車のよそ見運転習慣が危険であることと同様、稽古のよそ見癖は実戦を考えるなら感心しない。

Fさんに限ったことではないがスパーリングをしない武道しか経験がない人には「相手を意識するな」という指示を受ければ目や顔を相手からそらせて意識をはずそうとする人たちがいる。相手が視野から外れれば確かに意識は外れリラックスもしやすいだろうが自由組手で相手から意識をそらす癖までついては本末転倒、自由組み手で相手の攻撃がパカスカ入るようになってしまう。

当会には過去フルコン空手の指導員クラスも在籍したことがある。彼らを見て思ったのは型は下手でも人間を目の前にしたときの集中力は非常に高かった。例えスポーツであっても緊張感のある稽古経験は武術、武道でも生きてくる。


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古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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