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板は打ち返してこない

入会3ヶ月のY君の型がかなりサマになってきた。他流の有段者ではあるものの破力を重視する流派ではなかったようで入会当初は本当に格好だけの型で素人以下の打撃力しかなかったものだが少なくとも型、基本に関してはそれなりに技の重み、粘りが出てきている。

さて、当会では自由組手に移行する前に静止した状態でお互い腹、胸を叩き合う稽古を行っている。基本はかなり上手になってきたY君だが人間を叩かせてみ突然力の入れ方が以前の流派の状態に逆戻り、親孝行の肩たたき程度までパンチ力が減衰してしまう。

「最初は効かなくてもいい、ただ教わった通りに手を出すように」指導するがやはり人間の身体を叩くとなると「頑張らなければ、効かせなければ」と一気にりきんでしまい、かえってパンチ力が逆戻りしてしまう。潜在意識の解決はなかなか容易ではない。

反撃の無い、止まった相手にこうなのであるから自由組手をさせれば結果は推して知るべし。相手が自由に防御技を使い、さらに反撃もしてくるとなれば習ったことなど意識からも身体からもふっとんでしまうだろう。

打撃技の習得には

1)単独の稽古でフォーム等を整える
2)止まった相手(流派によってはサンドバックなど)で威力が増していることを確認する
3)自由に動く相手に技を出す

というプロセスが必要だ。天性のハードパンチャーでもない限り(3)に進む前に(2)のプロセスを怠らないことが重要。もちろん威力がついた後は(3)を経なければ畳水連となる。

「板は打ち返してこない」 -ブルース・りー(「燃えよドラゴン」より)








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古流修行者

Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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