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素質のある弟子を先生は好むか?

丹下段平は偶然出会った不良少年、矢吹丈の素質を見抜き、無償の愛情をかけて指導し、ついには世界チャンピオン級のボクサーに育て上げた。逆に言えばもしジョーがただのセコいチンピラなら段平のおっちゃんが注目することもなく、感動巨編「あしたのジョー」も成立しないのである。

以前の記事 「指導料が高いから優れた指導とは限らない」にコメント(質問)をいただいた。

30才を過ぎて武術を始めました。
最初4年は某フルコンを行ったのですが派閥争いで先生が選手だけ連れて独立解散。
次の2年は体力のあるうちにキックを行ったのですが、才能のないものに教えていても疲れるようになったと解散(選手もいたのですが国内で1位クラスの才能でないとだめだったようです)
今は中国拳法を始めて3年ですが、やはり術理をつまずかず理解し強い人に 指導が偏ってます。

今までも上手くできず強くなれないのは不器用だから倍練習しなければと、やってきたのですが、たまたまあたった先生がこうなのか、やはり教える方も才能あふれる方がいいのでしょうか。


実際、有名道場の多くは若い時期に名選手だった方が指導されている。芸事の指導者を天才型と努力型に分類すれば圧倒的に前者のほうが多い。多くの場合自分のような弟子=天才肌の稽古生を好むのは自然であるとも言える。

さらに「事業」として道場経営を考えた場合「もともと素質のある弟子をチャンピオンにする先生の道場」と「素質のない弟子の多くを普通に強くする先生の道場」とでは前者のほうがもてはやされることが圧倒的に多い。つまりビジネス面からも素質のある弟子に優先的に教えたほうが効率的ということだ。

私の沖縄空手の先生も有名人との交際を非常に重要視されていた。プロ選手や大手流派のチャンピオンクラスが入門すれば喜色満面だった。先生は空手の技術も一流だったがビジネスマンとしても成功をおさめられた方だった。有名人の利用価値をビジネスマンとして本能的に感じておられたのかも知れない。



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Author:古流修行者
大阪、尼崎で沖縄空手を指導しています。また東京稽古会も発足しました。型で身体と動きを創ることを中心としています。興味をもたれた方はjyoutatsuhou@gmail.com までご連絡ください。

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